アインシュタインの式
アインシュタインは19世紀の天才物理学者として有名ですが、彼が原爆をつくるのに 必要なある式(E=mc2)を生み出していたことはあまり知られていないかもしれません。 もちろん、彼はそんなつもりはなかったようで、晩年の彼は平和運動に尽力したそうです。 まあ、彼が大統領あてに送った手紙がきっかけとなりアメリカが原爆の開発に着手したこともまた事実であるが、 彼には世界を守るため、ナチスより先に開発するために、またそれ以上にエネルギーとしての研究開発 のためにという意味での意図が強かったそうです。 私は、物理学を専攻しているわけでもないので詳しいことは分かりませんが、とりあえず、 相対性理論(単純に言うと、自分の立場により物の感じ方が違うという理論。 走っている電車の車内にいる場合と外にいる場合で走っている電車を見た時に 走っている電車の速度が違って見えること、でも実際 に走っている速さは同じであるにもかかわらずこのように見えてしまう、これが相対性理論) のもととなったE=mc2からわかることは、質量と速度の二乗に比例して莫大なエネルギーが取り出せるということ。 これを原子爆弾に当てはめて考えると、原子核に原子を衝突させることで、衝突した分の質量の増加がエネルギーと して放出される。これを繰り返す、つかり、核分裂の繰り返しより、膨大なエネルギーを得るというのが原爆の 考え方になるのです。
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