植物を熟成させる物質
バナナは主に東南米より輸入されているリーズナブルな果物であるが、実はこれの輸入にいたっては 相当の苦労があったそうです。今は昔と違い、輸入には時間がかかり、黄色くなったバナナをそのまま 輸入したのでは、腐ってしまい、日本へつく頃には、真っ黒な斑点をたくさん着飾ったバナナに変貌しているわけで あの、飽きのこない味を楽しむことが出来ない。腐らさないためには、熟成前に収穫してそれをもってくるしかない 訳だが、熟していないバナナがおいしいわけもなく、かといって輸入中の船のなかで勝手に熟してくれる ほどバナナも賢くない。そこで、ある人物より植物ホルモンを熟す前のバナナにさらすと、熟すということより この解決へと導いたわけなのですが、その植物ホルモンがエチレンといって、高校で化学を少しでもかじった人なら 一度は聞いたことがある非常にシンプルな構造を持った化合物です。これは、高校の時いたく驚いた記憶があり、 是非これは載せたいとおもって書きました。今までの勉強でこういった身近な物に化学が働いているなどと意識も しなかった私が科学に興味を持つきっかけがこのエチレンによるバナナの熟化で、みんなにも是非興味を もって欲しいと思います。今、理系人気が高まっているそうです。(てっきり科学嫌いばっかりだと思ってたけど) 私はそれを非常にうれしく思っています。是非、科学セットなるものを買って見てください。 きっと、テレビゲームなんかより面白いですから。
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