風邪薬が菌には作用しない
風邪薬というのは、直接風邪の原因となるウイスルや菌を直接攻撃するのではなく、
(抗生物質はまた別と考えて、これはまた別の機会で解説します)体が自ら持つ免疫という
防御システムを強くする作用があります。意外と思うかもしれないですが、菌自体が何か
悪さをするのではなく、(大腸菌など自ら毒素を出すのはべつ。)菌に対する生体内での
過剰に免疫が働いて、それが、菌を殺す以外に生体にも攻撃をしかけることがあるのです。
B型、C型ウイスルによる肝炎などが典型的です。つまり、自分の体で作った物が自分を壊すのです。
そこで、その作用を抑えてしまおうというのが風邪薬の一般的な作用です。
つまり、風邪に対しては主に対処療法しかとれないのが現実なんです。
風邪薬と一緒に処方される胃薬とくにムコスタという胃粘膜保護薬は有名なのではないでしょうか?
これは、風邪薬は、強い酸である胃液から胃を保護する粘膜の分泌を抑えてしまうから、
医者は必ず風邪薬と胃薬はセットにして出しています。
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