食物繊維がなぜ便秘にいい?
食物繊維というのは別にこれといった分類があるわけでもなく(本当はあるけど)、ただ人においては
消化、吸収ができないため、栄養源とならず、体に入れても、ただ、排泄されるだけ。
カロリーがないというのは、その真の意味は吸収されないからであり、ただそれだけなのである。
この食物繊維に有名なのがセルロース、これは紙や草などの主成分であり、人はこれを分解できず
利用できない。一方、牛などはこれを分解できるので(腸内細菌より)栄養源として利用できるわけです。
これが、なぜ便秘にきくかといえば、その大きさにあるのです。分解という過程をうけないので、それら
食物繊維は非常に大きな塊のまま腸に到達します。その大きな塊は腸を刺激し、腸の蠕動運動を亢進し、腸内物を
外へとおしやるため、便秘にいいわけです。まあ、便秘には水分を取るのも非常に有効で、これはかたくなった
腸内物を軟化して排出を手助けしてくれます。まあ、今は食物繊維の話ですから、水は置いといて、食物繊維というのは
それ自体が便秘を治すのではなく、その副次的作用または、栄養素として利用できない見返りの結果だということ
を覚えておいてくださいね。
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