名前だけじゃない慣性の法則
慣性とは、そこに静止していた物体は静止しつづけるし、また動いている物体は動き続けるという
物体の運動維持を表す言葉であり、ニュートンより発見されました。ニュートンはただ落ちたリンゴを
見てこの考えにいたったそうですが、なぜリンゴは落ちるのに月は地球に落ちてこないのだろう、という
具合ですね。つまり、無重力状態にある月はその状態や運動を保ち続ける慣性の元に成り立っているということ。
一方、リンゴは重力という力が働き、そのため慣性を打ち破り、その状態を変化させる。
つまり、慣性の法則が成立するには、条件が必要だということ。その条件は無重力状態と、摩擦がないという二つに
絞られます。無重力は先に説明したとおりですが、摩擦がないということはどういうことか?
地面を動く物体が時間とともに速度を落とし、その運動をやめてしまうのは、その運動に対して逆の力、、つまり
摩擦力が働いているから。この摩擦力と運動する力が等しくなった時物体は運動をやめるのですが、その摩擦力を
無視できる条件かでは運動をとめることができず、つまりは慣性が成立することになるのです。
分かりやすい例をあげると例えば、氷の上を歩いている時、滑りそうになるのは氷の上では摩擦力が小さくなっています。
一方、歩くという行為は前に進み、そしてそこで足で一旦止まらなければならないが、摩擦が小さい氷の上では
その止まるということが困難であるため、止まれず前に運動を続け、まあ滑るという結果になるわけです。
どう?面白いでしょ?
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