沸騰の本当の意味
沸騰の意味をみなさん、しっかりと理解していますが?あなたが、水を沸かすとします。
何分か経つと、小さい泡がぷくぷくと出てきます。あなたはこれを何と考えますか。
泡がでてきたのだから、これが沸騰だと思っている人いませんか?誤解しないで欲しいのは、
これは水蒸気ではなく、水に溶けていた気体が水の温度上昇とともに水の溶解度が下がってしまい
とけきれなくなった気体が出てきているだけなのです。溶解度というのは水に対してどれだけの
物がとけるか。例えば、コーヒーに砂糖をどれだけ入れても、ある程度以上の甘さを得られないのは
知っていますよね。これは、コーヒーの溶解度に対して、砂糖がこれ以上溶けないよ、っと言っているのです。
これが、温度上昇とともに下がっていくのは、温度上昇とともに水の運動が激しくなり、他に物が入れる
スペースが小さくなるとイメージしてください。これによって、溶解度が下がると考えられるのです。
沸騰というのは、大気が水を押す圧力と、水が大気を押す圧力が等しく、もしくは水が大気をおす圧力の方が
強くなった時に起こる現象で、だから、山の上では気圧が低いので水は沸騰しやすいのです。
TOPに戻る